エナメル質形成不全

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大人と子供の歯並び、見えない矯正治療、アメリカ発のハリウッドホワイトニング💎専門の白金台パール矯正歯科こども歯科の髙橋直子です👩‍⚕️

エナメル質形成不全という言葉を聞いたことがありますか？

エナメル質形成不全の原因を大別すると、遺伝子に起因するもの(遺伝的要因)と遺伝子に起因しないもの(全身的原因、局所的原因)に分かれます。遺伝的要因はすべての歯が罹患し、血族内で遺伝し歯す。局所的原因は、歯の一部に限局する変色や歯質欠損にとどまるものから歯が形態異常を呈するまで様々あります。左右対象に認められる事はありません。全身的な場合は、左右対象に現れます。

エナメル質形成不全による歯の色調が変化するなどの心理的な問題、歯質の低下による虫歯になりやすいなど問題が指摘されております。

エナメル質形成不全は妊娠中から乳幼児期までの歯の形成期に種々の要因になって起こるとされています。乳歯の形成不全は早産や栄養障害、妊娠中の抗生物質の服薬などが原因と考えられており、永久歯の形成不全は感染症、栄養障害、乳歯の虫歯、外傷などが原因と考えられています。

先日ある記事を読みましたので、ご紹介いたします。

日本小児歯科学会と富山大学の共同研究により、小児のエナメル質形成不全の割合が西日本で高く、東日本で低い、西高東低の分布を示すことを発表しました。つまりエナメル質形成不全の有病率が最も高い四国は、最も低い東北の2.4倍にも当たります。

まだ、これほどまでに地域差が生じるのかその背景についての研究結果は出ていないようです。

こちらの方は、軽度のエナメル質形成不全です。下の永久歯前歯が萌出直後から削れており、乳歯にも形態異常が認められております。定期的に検診を行い、問題がないかどうかを観察しております。